スクラムをひもとくパタン[WIP]

成長意欲の高いチーム

by Dana Orlosky

状況

  • プロダクト開発を開始するためのチームを作ろうとしている

問題

  • プロダクト開発では、「常に出荷可能な製品」を開発するだけではなく、「短期の目標」にコミットし、「小さく頻繁な軌道修正」を受け入れながら、アジリティ高くプロダクト開発を進めていく開発チームが必要である。
  • 役割を過剰に分断し、指示を待つような自己管理をしない開発チーム体制では、それらの実現は難しい。

フォース

  • 役割の過剰な分断は、各人のコミットの矮小化を生みやすい。
  • 系統だった指示はボトルネックを生みやすく、思考停止を招きやすい。

解決策

  • "自己組織化"に対して抵抗がなく、成長意欲の高い人間で組織されたチームをつくろう。

アクション

  • チームの発足時から自己組織化された状態となることは難しいが、そこを目指すことに抵抗がない人間をプロダクト開発チームとして選ぶ。
  • 当パターン集に登場する多くのパターンが、チームの成長意欲をさらに後押しする。(「ビジョナリなプロダクト」。開発に集中するため「サーバント・リーダー」の協力。「フォーカス」すべき明確な「MVP/MMF」、自分たちで決断するための「作業の終了条件」「チームのルール」など)

結果

  • 成長意欲の高いチームは、常に停滞することなくプロダクトと開発チームの成長を促進し、アジリティ高くプロダクトの価値を生み出す。

アジャイルプラクティス

  • Scrum: The Development Team